はんなりProgrammingの会月報

はんなりPythonの会の活動についてお知らせします

はんなりPython サイゼリヤミートアップ #8

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はんなりPython運営の小川です。おはようございます | こんにちは | こんばんは。

7月22日に、第8回はんなりPythonサイゼリヤミートアップ(オンライン)を開催しました。今回の記事では、その中で決定したことを報告します。

その前に、サイゼリヤミートアップって?

サイゼリヤミートアップは、はんなりPythonの運営に関して話し合う会です。もともとは、実際にサイゼリヤに集まって話し合っていたのですが、コロナ禍で集まりにくくなったので、オンラインで、運営に関して話し合っています。

以前は、年1回程度の開催だったのですが、イベントがオンライン開催に移行して運営同士話し合う機会がなくなったため、年4回開催しています。

ちなみに、運営に参加していなくても会に参加出来、意見を反映することができます。

今回の決定事項

当日のメモは次のリンク先にあります。

scrapbox.io

Tipsを語り合う会をしたい

Tipsを語り合う会をしたいという提案があったので、これはやりたいねということになりました。問題はそれをどういう形に落とし込むか・・・ということだったのですが、次のような感じで行おうということになりました。

  • 開催ページにテーマを掲載しておく
  • Tipsを持つ人が集まる
  • まず複数チームに分かれて、そのテーマについて話し合う(最初の1時間)
  • 次に全体で話し合う(次の1時間)
  • テーマに関するTipsが集積する
  • テーマに関する開発チートシートができる

テーマに関して話し合ったうえで、チートシートを作ってはんなりPythonチートシートとしてまとめるという、今までにない斬新なアイデアが出来上がりました。

これは9月のはんなりPythonの本会でやってみようということになりました。テーマは・・・、まだ決まっていないので、これに関してチートシート作ったら面白いんじゃないか?ということがございましたら、コメントいただけると幸いです。

コンパスのメール機能を活用して参加者を増やす

上のようなノウハウを蓄積する会を行ったり、LT会を行ったりする上で重要なのは、ノウハウやLT、意見を述べる人を増やすことかなと思います。

これまで、はんなりPythonでは参加してもらう人を増やすようなことを全く行ってこなかったのですが、色々なイベントを行ううえで集客をちょっとくらいやってみるのは良いかなぁと思います。

connpassに800人ほどのメンバーがいるということで、まずはその方々に向けてイベントの告知を「不快でない程度に」メールしてみようということになりました(月1,2回)。はい。ということで、メールを見て面白そうだったら、参加していただけますと幸いです。

寄付先の決定

現在、はんなりPythonでは任意で投げ銭方式で、お金をいただく形となっています。その資金は、運営資金に回すとともにその残りを寄付するということにしています。

以前はPyCharityにシルバースポンサーになって、PSFに3万円寄付したりしました。

hannaripython.hatenadiary.com

今回は、次の3つの機関に寄付することになりました。

8月中に寄付を実行して、その旨をまた報告させていただきます。

イベントの複数人体制での運用

イベントが全てオンライン化しているということで、問題となるのは、イベント中に主催者が落ちてしまって、イベント自体がストップしてしまうということです。

そういうことが、起こったりしていてそれをとめるという課題が出てきています。

というわけで、主催者が複数人出れると良いという話になりましたが、一方で出てないものもあったり、オンライン化で運営が減っているという問題もあってちょっと完全に解決するのは難しいけど、出来たらこうしましょうという話になりました。

NPO

イベント組織のNPO化は、以前から話しているのですが、しっかりと組織化するとお金の面の運用が凄い楽になるわけですが、少額だし、それに割く時間も労力もないということで今回も見送りです。

というか、みんなどんどん忙しくなるので、NPO化はないでしょうね。

まとめ

という感じで、色々決まりました。

個人的にはイベントにいただいた投げ銭で3つの機関に寄付できるのがうれしいですね。自分たちの作った会が、少額ながらも何らかの貢献ができるというのは良いことだなと思います。

イベントの運営も継続的に募集しています。条件はできるだけイベントに参加できる人!ということで、特にありません。こんなイベントがやりたいけど、1人でははじめられないとかでもオッケーです。

では、また3か月後のサイゼリヤミートアップでお会いしましょう!!!

Google ColabでWebアプリ開発ハンズオン はんなりPython#41 

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毎月第3金曜日ははんなりPythonの日!ということで、6月の第3金曜日はmalo21stさんによる「Google ColabでWebアプリ開発ハンズオン」を行いました!

当日の資料、質問への回答などはいつも通り、はんなりPythonのスクラップぼっくに残されています。

scrapbox.io

イベントの様子

イベントは募集当初から応募が伸び続け、最終的には我々のZOOM枠である100人を超える大盛況となりました。molo21stさんは様々なイベントでLTなどを積極的に行われており、その人気の高さが申し込みの状況からも感じられました。

当日の内容は、タイトル通りGoogle Colabを使ってWebアプリを開発する内容でした。使われたパッケージはDash(正確にはjupyter_dash)とStreamlitという、どちらもデータ分析にも使えるものでした。

Google Colab上で動作させようとすると、Dashを使わなければいけませんでしたが、実際のWebアプリとして動作させるのはStreamlitでも大丈夫ということでした。

当日はmaloさんの作られたアプリケーションをGoogle Colab上で動かした後、そのコードをngorkやcloudflareでトンネリングして、公開URLを発行し、Web上でアクセスできるようになりました。

下のような感じでColab上でアプリを動かしたあと、 https://i.gyazo.com/0c40deb233024ba93adf1aea129f1d8c.png

次のように、公開URLを発行して、ウェブ上にアプリケーションを動かしました。 https://i.gyazo.com/0f60d16fd76aa31a671bdcdefff166cb.png

上の事例は、各自のコンパスのIDを入力すると参加した勉強会のタイトルをWordCloudで表示するというものでしたが、このようなサービスでも面白いですね。

その他、fastapiを使ったアプリケーションなどもありました。非常に濃い内容ですが、これを2時間以内で解説されたというのも、驚きでした。

私もしっかり復習して、実際何か動くアプリケーションを作成したいと思いました!!!

当日の資料は次のリンク先にあります。LTをやってもらい、凄いなと思ってお願いして実現したハンズオンでした。お引き受けいただき、感謝です。資料作成など大変だったと思います。malo21さん大変ありがとうございました!!!

「楽しかったよ!、役だったよ!」という方はぜひ、malo21stさんのgithubの右上にあるstarをぽちっとしておきましょう!

github: github.com

connpass:

hannari-python.connpass.com

次回予告

次回のはんなりPythonは7月第3週にLT会を行います。

お題は、今年上半期の成果発表LT会です。でも、別に内容はこれからやりたいこととかでも構いません。奮ってご参加ください!!!

hannari-python.connpass.com

はんなりPython データ取得ハンズオン

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2021年4月16日は第3金曜日ということで、はんなりPythonのメイン会でした。今回はデータ取得ハンズオンということで、次のような内容となりました。

  • requestsを使ってAPIからデータを取得する
  • requests-htmlを使ってウェブサイトからデータを取得する

環境作成を避けたので、requests-htmlの一番のメリットなところは詰め込めませんでしたが、課題をこなす時間も結構取れたので良かったと思います。

もう少しこういうところをやってほしかったとか、こういうのはどうってのがありましたら、ブログのコメント欄もしくははんなりPythonのディスコードに書き込んでいただければと思います。

PayPayで寄付をぜひという方は次のQRから頂けると幸いです。

Image from Gyazo

資料は次のスクラップボックスにあります。

scrapbox.io

5月の第3金曜日はLT会です~

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読書会 「ソーシャル物理学」読了

ソーシャル物理学読み終わりました

はんなりPythonでは現在2つの読書会が開催されており、1つは「ビジネスデータサイエンス入門」でちょっとプログラミングよりのもの、もう1つは「ソーシャル物理学」を読んでいます。

昨日、「ソーシャル物理学」を読み終わりました。2冊目を読み終わりました。いやー「ソーシャル物理学」面白かったですね~。

この読書会では、ペア読書の拡張版みたいな読み方を採用しており、読みながらみんなが気になったことをスクラップボックスに書き込み(30分)、それについてみんなで話し合う(30分)という感じで行っています。みんなの意見やよくわからなかったことを聞きながら、なるほどそういう風に読めるのかぁとかえるものが色々とありました。今回の読書会の書き込みは次のノートにすべてあります。

scrapbox.io

本の「良いアイデアをいかに広めるか」というところで、多分中心的な考え方にネットワークがあると思っています。その考え方に影響されて、週1回お昼に20分雑談する会をスタートしてみました。20分なら気軽に参加してもらえるので、ネットワークの拡張につながると考えたからです。

はじめて一カ月くらいですが、はんなりPythonに参加いただいたことがある方とない方の割合は半々くらいで、ちょうどいい感じでつながりが作れはじめているかなぁと思っています。何か面白いことが起こればなぁと思っておりますので、こちらの方もよろしくです。次回はもう一杯ですが、毎週あるので是非ご参加ください。

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次は「デジタルエコノミーの罠」に決まりました!

そして、昨日は新たに読む本もみんなで相談しました。相談会までは「心理的安全性の本」が圧倒的人気だったのですが、当日プレゼンがあったデジタルエコノミーの罠が大逆転で採用されることになりました。衝撃的!!!というわけで、次回からはデジタルエコノミーの罠を読みます。山形さんの翻訳本に触れるのも久しぶりだなぁということで、楽しみです。「デジタルエコノミーの罠」の読書会は4月23日からスタートです。

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はんなりPython さくらLT会

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3月19日にはんなりPythonの定例会を行いました。毎月第3金曜日がはんなりPythonの定例会の日です。

今回はLTが3本でした。これまで様々な本数をこなしてきましたが、これくらいが1回で内容を消化できる量かな?と個人的には思いました。終わった後にまだ脳に余裕があったように思います。6本とかだと疲れすぎてる感がありました。

LTの内容は次のような感じでした。

科学を変えた10のコンピュータ・コード tyaoi

ネイチャーに載っていた記事の紹介でした。

様々なアルゴリズムが紹介されていました。Pythonという文脈でいくと、iPython Notebook(現 Jupyter Notebook)が紹介されていました。私もJupyterがなければ多分、プログラミングを覚えることができなかったのではないかなぁと思います。それくらい強力なツールだと思います。

www.slideshare.net

今更なんですけどMNISTでAIやってみた malo21stさん

malo21stさんは、colabにマウスを使って数字を書き込み、それを機械学習やAIを使って何が書かれているか判断するというツールを作成され、それに関して発表されていました。AI学習モデルみつ巴戦は見ごたえありました。中学生とかの入門ツールになるクォリティ、さすがな発表内容でした!

docs.google.com

業務スーパー都道府県出店記念な店舗の可視化

毎日ではないが朝ごはんに業務スーパーのインスタントフォーをよく食べる私が、全都道府県出店記念として、業務スーパーの店舗情報を集めてジオコーディングして可視化、それだけだと芸がないので、最近入手した気象庁のLFMデータ(2キロ格子点で全国の気象データを持つ)を使って、気になる店舗の気象データを可視化しました。

詳細はqiitaに書いたので、読まなくてもLGTMしていただけると幸いです。

qiita.com

まとめ

勉強会の内容は以上のような感じでした。反省点としては、2次会にちょっと新しい方が残っていただけていたのに、普段通りだらだら進めてしまった点で、今後は2次会は参加メンバーを確認して、新たな方がおられたら、自己紹介とか今回の勉強会の内容を話すようにしたいというところでした。とりあえずモニターに貼っておきます。

なお、はんなりPythonではLTしていただいた方にはアマゾンギフト券をプレゼントしています。LTはじめてなんだけどとかでも何でもご応募ください。

雑談会 1回目

はんなりPythonの新企画として、お昼休みの雑談会をはじめてみました。

最近「ソーシャル物理学」を読書会で読んでおり、そこでは「雑談大事だよ」って書いてあります。しかしコロナ禍な昨今、「雑談が減少している」という現象もありまして、コミュニティとしてその辺りを作れればなという意図から始めてみました。

雑談会のルールはつぎの2つです。

  • 時間は短め(今回は20分に設定)
  • みんなが均等に話すことを目標とする(後述)

重要なのはみんながいろいろ話すことで、いろいろな情報が交差することにより、良い雑談場となることです。この辺りは日本社会の問題点を解決するキーポイントとなるのかなぁとも思っています。

初回の今日は20分が超短く感じられました。もう少しファシリテーションがうまくできれば、話題をもっと入れられるのかなぁと思ったので、これを次回以降の課題としたいと思います。

あと、Discordのボイスチャンネルの入り方が分かり難いようなので、その辺りをメールでカバーする方法を考えたいと思います。ひとまずは月曜日のお昼を定例会化していくべく活動していこうと思ってますので、参加されたい方は下からよろしくお願いいたします。

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新たな読書会スタートです(本プレゼント枠あと1冊)

昨日から新しい読書会がスタートしました。取り扱う書籍は「ビジネスデータサイエンスの教科書」です。

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コードはRです。一見したところ、そんな長いコードが書かれているわけでもないので、Rはじめてな私も大丈夫そうです。

そしてなんと今回は、本のプレゼント枠を➌枠設けました。条件は1,2章分発表してもらうということですが、すでにお二方に希望いただきまして、本プレゼント枠の残りは1枠となりました。

というか、本希望枠は話題になってすぐ埋まるかと思ったら、全然埋まりませんでした。/(^o^)\ナンテコッタイ。次回の1枠はどうなるのか注目ですw

本の内容は結構難しいらしいので発表は躊躇するかもしれませんが、これ分からなかったけどどういう感じでしょうね?みたいなことがあっても良いというか、会が盛り上がるので良いと思います。

次回も土曜日に行われます。1章を2回以上かけて内容を理解していこうという感じだそうなので、ゆっくり進むと思います。途中参加も大歓迎。オライリーの読み放題に登録されている方は、そこにある本なのでそれで参加もありです。私はその口です。募集も近く始まるでしょう。

2021年 はんなりPythonの会はこう変わる

こんにちは。運営のMasa(id:masayuki14)です。今回で3回目の年始記事となります。3回目ともなると、毎年恒例感がでてきますね。
昨年はコロナ禍の影響によりオンライン開催へシフトしたわけですが、これがコミュニティが拡大する要因ともなりました。また京都外から新たな運営メンバーも迎え様々な可能性が広がっています。そんな中、今年の活動方針を決めるサイゼリヤミートアップがオンラインで開催されたので、その様子をお届けします。

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2021年に改善していくこと

コミュニティ自体のあり方

かねてよりNPO法人化の話がありました。その背景としてお金の問題です。コミュニティ活動にはいろいろと費用がかかりますし、寄付を募ったり資金を蓄積していくには、非営利団体としての法人化をするほうが良いだろう、という考えです。活動の範囲も広がるでしょうし、社会的信頼も上がるでしょう。
一方で、設立や運営に関わる事務作業等をだれがやんねん、面倒くさいぞ、という問題もあります。ということで継続的保留状態ですが、今後運営メンバーが増えたり、この辺の手続きに明るい人が増えたらこの話も進んでいくかもしれません。

資金繰り

オンライン化に伴い、これまでと違いZoomのライセンス費用やLT登壇者へのお礼なども含め一定の費用がかかっています。これまではオフラインということもあり、毎回500円を参加費として頂いていましたし、昨年はForkwellさんのサポートもあり、資金繰りはできていました。
しかし今後はサポートもなくなり、毎回の寄付もうまく集まっておりません。オンライン化に伴いかかる費用は増した一方で、集金がうまくいっていません。

今年は参加者の皆様からの金銭的な協力もお願いしながらの運営となっていきます。Paypayなどで支払ってもらうなど今後はご協力をよろしくおねがいします。

メインイベントのマイナーチェンジ

昨年は60回ほどのイベントをはんなりPythonで行っていました。各運営メンバーが自分の興味に基づいて自由にイベントを開催していたので、このような活発なイベント実施へと繋がりました。一方で、それぞれが得た知見をうまく共有できていない部分もありました。

毎月第3金曜日に実施しているメインイベントはLT会への偏りがおおく、派生した各テーマ活動は専門性も高くなっており、拡大はしているものの、はんなりPythonのテーマの一つである「初心者からエキスパートまで集まれる」の初心者の部分が置き去りにされているような状況にもなっていました。

今年はそれぞれの活動でえられた知見を集約・共有しつつ、メインイベントへのフィードバックを行っていきます。また、初心者でも参加できる、手を動かしてアウトプットするようなメインイベントを増やしていきます。

まとめ

大きくはこのような3点についていろいろとお話できたと思います。その他のこまかい内容はScrapboxの議事録にまとまっています。

早いものではんなりPythonは活動4年目を迎えています。今後の活動はどうなっていくのでしょうか、中の人にも予想がつきません。

はんなりPythonでは運営メンバーを募集しています。今は忙しくて参加できてない運営メンバーのカムバックも、おかえり〜っていう感じでいつでも歓迎しています。
はんなりPythonに参加している方、コミュニティ運営に興味がある方、Pythonを勉強したい方はぜひ運営にご参加ください。

議事録

scrapbox.io

過去の記事

hannaripython.hatenadiary.com

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はんなりPython LT会 2020年最後のLT会

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12月18日に2020年最後のLT会を行いました。

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全体的な内容はスクラップボックスを参照ください。今回のLT会はエッジ端末系が3本と多かった印象です。みなさん楽しんでおられて羨ましい。私も手元に放置しているラズパイを動かしたい気分になりました。

scrapbox.io

以降では2、3本取り上げて感想を書いておきます。

まずフリーランスエンジニアが見た教育現場です。こじまさんが小学校で働き始めたということをお聞きし、ぜひ話してほしいと私がお願いしました。学校現場はかなり大変ですが、そんな中DXして色々やっていかなければいけない。エンジニアが役立てるところがあるかもということが実感できました。

文句言ってるより現場に入って実際やってみようというのはその通りだなぁと思いました。私は学校教育には特段文句はないのですが、子供が小学生で、学校の先生は大変だなぁと思っていました。お手伝いできそうなことがあればやってみたいなと思いました。早速年末、近くで何かそのような案件がないか探してみようかと思いました。

次にkaggleのタイタニックチュートリアルで面白かった解法です。発表者のTsujioさんは来年からフリーランスになられるそうです。カグル部に参加していただいたあと、チュートリアルの内容を見ての発表でした。私はあのあと何もしていないので、ちゃんと前に進んでるTsujioさんすごいです。

タイタニックチュートリアルは有名ですが、女性が助かるとするだけで7割超の精度が出るようで、そこからどうやって精度を上げていくかというところです。そこをディスカッションから学ぶということで面白かったですね。最高点は全正解だったのですが、それはどうやっているかというと・・・というのは、発表資料をご参照ください。

最後に、最近運営に加わってもらったかいせんさんの「勉強会に参加して発表してみよう」です。以前は、勉強会に参加するだけでも結構ハードル高い感じだったのですが、オンライン移行後そのハードルは低くなった感があります。しかし発表するというはかなりハードルが高そうです。しかしそれをやると良いことがあるよ。という内容でした。

普通に参加していたら自分を認識してもらうとかって難しいことですが、まず発表するとそれを認識してもらえます。また発表のために調べるので、自分の知識の向上にもつながります。また、それがお仕事につながるなんてこともあるみたいです。その上、はんなりPythonではプレゼンするとamazonギフト券がもらえるみたいです(最後は宣伝)。

勉強会を運営する身としては、ツッコミ怖いけどハラスメントに関して書いてあると大丈夫というところも大事なのだなぁと思いました。幸運なことにはんなりPythonではめちゃくちゃなツッコミはあまりないかと思うのですが、その辺りは運営の手腕というよりも参加者の方のモラルによって成り立ってる部分になっており、それはそれで良いのだけど、発表者の心理的安全性をしっかり気にするというのは大事だなぁと考えさせられました。

はい。他にもすごく面白かったですね。質問は止めない方針というかそれを聞いているのも面白いので、今回は40分押しで勉強会を終了しました。

というわけでLT会は今年最後でした。投げ銭ビットコインイーサリアムで受付できるようにしてみたのですが、今回はゼロでした。

来年もよろしくお願いします。よいお年を!

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本報告書ははんなりPythonアドベントカレンダー17日の記事としました。

はんなりPythonでの3年間 ー 個人の振り返り by TyaoiB

出遅れてしまいましたが、この記事ははんなりPython Advent Calendar 2020の12日目の記事です。

はんなりPythonの会への初参加は第2回2018/01/19かその次の第3回あたりなので、まる3年、運営に入って1年経ったことになります。この間の参加回数は47回、発表は15回、数だけ見れば1/3で発表したことになります。運営として初参加の今年は、運営の@masayuki14さんが既に触れたように50回を超えるイベントが実施されました。うち11回は自ら企画した本会初の読書会なので、運営としての義務をとりあえず果たせたかなと思います。

そもそもなぜ参加しようと思ったのか? − もはや定かではありませんが、たまたま或るバイオインフォ系新刊書の1日読書会開催を知る→ Connpassの存在を知る→ いろんなコミュニティーがあるのを知る→ 一人でやってきたが色々知るには手っ取り早かろう→ 仕事帰りに立ち寄れそうなところを探す、という感じでたどり着いた先がはんPyでした。そういえば1年ほど前、ウエット系からドライ系に路線変更して活躍されているバイオ系研究者の方と話をしていると最初は市中のコミュニティーに参加したりしながら、知識やスキルを自ら磨いていたと仰っていました。

Dr. Bonoの生命科学データ解析

Dr. Bonoの生命科学データ解析

  • 作者:坊農秀雅
  • 発売日: 2017/09/29
  • メディア: 単行本

1年目に初めて発表した回では、先の1日読書会に参加された他大学の先生と偶然”再会”し、Pythonをどうやって勉強したら良いかと尋ねられました。これをきっかけに、本会とは別にPythonの基本を学ぶハンズオン輪読会を始め、”Python for Biologists”, “Advanced Python for Bioologists”という生物系の人達向けの学習書(英語)2冊を、学部生、大学院修士の人達を交え月2回約1年で読了しました。

Python for Biologists

Python for Biologists

Advanced Python for Biologists

Advanced Python for Biologists

  • 作者:Jones, Martin
  • 発売日: 2014/01/17
  • メディア: ペーパーバック

学生さん達も、課程外で、原書を2冊完読する初めての経験には手応えを得たようでした。中には本の中の演習問題をヒントにPythonでシミュレーションした結果を修士論文の一部に使った人もいました。ハブになることは、はんPyの4つの目的のひとつなので、私のこうした体験はこの会のひとつの成果といえるでしょう。ちなみに、自分も学生さんもこの本は生物系の人には学び易いという実感をもったので、入門書も今更感はあるけれど、翻訳本にしてみたいと未だに思っています。この年は他に、スクレイピングの方法を学ぶきっかけを会で得て、仕事で情報収集する際に時折活用しています。はんPyに参加していなければ、わざわざ覚えようとも思わなかったでしょう。

2年目は発表機会もほぼなく個人として会で積極的に何かをやったということはありません。ただ、運営の@OgawaHideyukiさんが、この年からデータ可視化について手をつけられ、今年の活発なオンラインでのhands-on活動や12月の本の出版につなげられました。

そうした流れは、Pandasなどの利用により私の中で脱エクセル化は本格的に推し進めてくれました。データ可視化のスキルの必要性はバイオ系ではこれからどんどん必要になります。実際今も、様々な工夫を凝らしたグラフが特にゲノム系の論文で掲載されない日はありません。どのようにして描いているのか?と思うものも多々あります。インタラクティブなものは研究室でのディスカッションに必須になると思います。中々、可視化hands-onにはスケジュール的に参加できなかったのですが、心理的障壁を下げ、まずは何を覚えれば良いかを示してもらったことは大いに助かります。

3年目の今年は、オンラインの便利さと参加者の広がりを実感しました。時に通勤電車の中からも参加できるのは助かります。hands-onでは実地よりもオンラインの方が書くことに集中できたのも発見でした。今年はじめのサイゼリアミートアップから継続に不安を持ちつつも運営に参加しましたが、大いに助けてくれたのがオンライン化でした。おがげで冒頭で触れた本会初の読書会を企画・実施することができました。取り上げたのは今年出版された「ゼロから実践する 遺伝統計学セミナー 〜疾患とゲノムを結びつける」というhands-onもまじえた本です。

普段の会とからはかなり外れた内容ですが、@masayuki14さんから自分でやりたいと思うことをしないと続かないというアドバイスは当を得たものだったと思います。腹づもりとしては生物系界隈の人がそこそこ入ってくることを狙っていたのですが、蓋を開けると全く逆でした。これは予想外で、数回を経て毎回私だけが発表者という講義みたいになる一方、十分な準備をできず、毎回消化不良の方も多いのではないかと申し訳なさも感じた次第です。それでも最後まで異分野の方達が完走されたのはすごいなというのが、正直な思いです。読書会を始めるときはコアメンバーを3−4人集めてからスタートした方が良いという教訓にもなりました。

今年のはんなりPythonは、すべてに参加する必要はないという前提のもと、色々な企画を立ち上げることにより、「幅広い人が集まり交流を生む」という目的を達成できたと思います。一方、運営の力がないと虻蜂取らずになる懸念はあります。しかし、オンライン化は運営参加者を増やしこの懸念に一定の解決をもたらす手段のように思います。